
目次
あらすじ
今回の記事ではLPIC-1を取得したい人は必ず通らなければならない試験である、102試験に2週間の勉強期間で合格した方法をお伝えします。
具体的には、101試験と同様、
- LPIC(エルピック)-1 102試験とは
- LPIC(エルピック)-1 102試験の試験内容
- LPIC(エルピック)-1 102試験を合格するまでに使用した参考書 & 参考サイト
- LPIC(エルピック)-1 102試験の勉強方法
といったことをご紹介していきたいと思います。
LPIC(エルピック)-1 102試験とは
すでに別記事Linux(リナックス)技術者認定資格であるLPIC(エルピック)とは?やLPIC-1の101試験に2週間で合格した勉強方法で説明していますが、LPIC(エルピック)とはLinux Professional Institute Certificationの略で、Linux(リナックス)に関する知識を問われる試験です。
LPIC(エルピック)の種類には
- LPIC-1
- LPIC-2
- LPIC-3
の3つがあります。
今回の記事は筆者が取得することのできたLPIC-1に焦点を当てて書いていきますが、さらにLPIC-1にも
- 101試験
- 102試験
の2つの種類があります。
チェック!LPIC-1に合格するにはこの2つの試験どちらにも合格する必要があります。
今回はその2つの内の片方の102試験をメインに書いています。
101試験に関してはこちらfa-arrow-circle-down
合格点
500点 fa-arrow-circle-right雑談筆者は550点で合格しました。
受験料
15,000円 (税抜) / 16,200円 (税込)
受験日
テストセンターによりますが、基本的には毎日どこかしらで受験できるようになっています。
受験方法
①LPIのホームページからID登録 (無料)
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②ピアソンVUEホームページでアカウント登録 (無料)
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③ピアソンVUEホームページかテストセンターにて試験の予約
有効期限
5年間
LPIC(エルピック)-1 102試験の試験内容
102試験の試験内容は
- シェルとシェルスクリプト
- インターフェースとデスクトップ
- 管理タスク
- 必須システムサービス
- ネットワーキングの基礎
- セキュリティ
の6項目から出題されます。
詳細は下記になっています。
シェルとシェルスクリプト
- シェル環境をカスタマイズして使用する
- 簡単なスクリプトをカスタマイズする
ユーザーインターフェースとデスクトップ
- X11のインストールと設定
- グラフィカルデスクトップ
- アクセシビリティ
管理タスク
- ユーザーおよびグループアカウントと関連するシステムファイルを管理する
- ジョブのスケジュール設定によるシステム管理タスクの自動化
- ローカリゼーションと国際化
必須システムサービス
- システム時刻を更新する
- システムロギング
- メール転送エージェント (MTA) の基本
- プリンタの管理と印刷
ネットワーキングの基礎
- インターネットプロトコルの基礎
- 固定ネットワーク構成
- 基本的なネットワークのトラブルシューティング
- クライアント側のDNSを設定する
セキュリティ
- セキュリティ管理タスクを実行する
- セットアップホストセキュリティ
- 暗号化によるデータの保護
参照元:Linux Professional Institute ホームページ
LPIC(エルピック)-1 102試験を合格するまでに使用した参考書 & 参考サイト
筆者が使用した参考書と問題集は引き続き101試験と同じ、翔泳社さん出版の
- Linux教科書 LPICレベル1 Version4.0対応
- Linux教科書 LPICレベル1 スピードマスター問題集 Version4.0対応
の2つです。
教科書の方は、表紙の色が小豆色でできていることから通称「小豆本(あずきぼん)」と呼ばれています。
101試験同様、参考サイトは基本的にはPing-tのみでした。
LPIC(エルピック)-1 102試験の勉強方法
筆者が合格するまでの2週間で実際に行った勉強方法をご紹介したいと思います。
1週目
今回も101試験同様に、基本的には暗記ものです。
102試験に出てくるTCP/IPの範囲はCCNAを持っている方なら重複になるので、軽く復習するか、飛ばしてもいいかもしれません。
CCNAに関する記事はこちらfa-arrow-circle-down
これらを踏まえながら、まず1週目は教科書(小豆本)をひたすら暗記します。
特に重要な単語やコマンドは忘れないように脳に定着させます。
2週目
2週目はひたすらPing-tのweb問題集を解きます。
また、余裕があれば同じタイミングでコマ問も解いていきます。
何回も問題を解き不正解だった問題を減らしていきます。
できれば、勉強を始めてから10日目くらいにはPing-tで80%を超えられるようにしておきたいです。
そして、Ping-tで80%〜90%まで安定して正解できるようにしながら、問題集も同時に解いていきます。
その後はPing-tで継続的に正解数が90%を超えられるようになり、問題集でも不正解数がほとんどなくなってきた段階で試験を受けます。
こうした手順で筆者は見事合格することができました。
まとめ
チェック!101試験と102試験どちらも合格しなければ, LPIC-1は取得できませんが、101試験と102試験どちらを先に受けても大丈夫です。
ですので、この102試験を先に受けてもいいわけですが、筆者としては101試験を先に受けることをおすすめいたします。
理由としては、101試験の方がより基本的なことが出題されるので、Linux(リナックス)を触れたことがない人にとっては101試験の方が順番として、頭に入りやすいかと思います。
しかし、すでにLinux(リナックス)に関しての知識がある方なら102試験を先に受けても問題はないでしょう。