
目次
あらすじ
CCENT(ICND1)に合格したら今度はCCNAです。
CCNAを取得したらある程度はネットワークの知識がついたと言ってもいいのではないでしょうか。
今回はそんなCCNAの試験範囲や勉強方法、合格点などもご紹介していきたいと思います。
また、CCENT(ICND1)をまだ取得していない方はこちらの記事を先にどうぞfa-arrow-circle-down
CCNA(ICND2)[200-125J]とは
すでに別記事ネットワークエンジニアにとっては必須でもある資格CCNAとは?で説明していますが、CCNAの取得方法は
- CCNA Compositeを取得する方法
- ICND1とICND2を取得する方法
の2つの方法があります。
筆者はICND1とICND2を取得する方法をとったので、今回の記事はこちらの方法で説明させていただきます。
合格点
820点 fa-arrow-circle-right雑談筆者は844点で合格しました。
受験料
CCNA Composite 42,120円(税込) / ICND1&ICND2 1科目 21,384円(税込)
受験日
テストセンターによりますが、基本的には毎日どこかしらで受験できるようになっています。
受験方法
- オンラインで事前に申し込む
- テストセンターで直接申し込む
- テストセンターに電話で申し込む
の3通りです。
受験料の支払い方法
ICDN1と同様、主に
- クレジットカード
- バウチャー
- プロモーションコード
- 現金 (直接テストセンターで支払う場合のみ)
の4種類です。
CCNA(ICND2)[200-125J]の試験内容
CCNA(ICND2)の試験内容は
- LAN スイッチングテクノロジー 26%
- ルーティング テクノロジー 29%
- WAN テクノロジー 16%
- インフラストラクチャ サービス 14%
- インフラストラクチャの運用 15%
の5つの項目から出題されます。
詳細は下記になっています。
LAN スイッチングテクノロジー
- 複数のスイッチにまたがる VLAN (標準範囲、拡張範囲) の設定、確認、トラブルシューティング
- スイッチ間接続の設定、確認、トラブルシューティング
- STP プロトコルの設定、確認、トラブルシューティング
- STP 関連オプション機能の設定、確認、トラブルシューティング
- EtherChannel (レイヤ2/レイヤ3) の設定、確認、トラブルシューティング
- スイッチ スタッキングおよびシャーシ集約の利点の説明
- 一般的なアクセス レイヤ脅威緩和技術の説明
ルーティング テクノロジー
- VLAN 間ルーティングの設定、確認、トラブルシューティング
- ディスタンス ベクターとリンクステート ルーティング プロトコルの比較対照
- 内部ルーティング プロトコルと外部ルーティング プロトコルの比較対照
- IPv4 用のシングル エリア OSPFv2 およびマルチエリア OSPFv2 の設定、確認、トラブルシューティング (認証、フィルタリング、手動集約、再配布、スタブ、仮想リンク、LSA を除く)
- IPv6 用のシングル エリア OSPFv3 およびマルチエリア OSPFv3 の設定、確認、トラブルシューティング (認証、フィルタリング、手動集約、再配布、スタブ、仮想リンク、LSA を除く)
- IPv4 用 EIGRP の設定、確認、トラブルシューティング (認証、フィルタリング、手動集約、再配布、スタブを除く)
- IPv6 用 EIGRP の設定、確認、トラブルシューティング (認証、フィルタリング、手動集約、再配布、スタブを除く)
WAN テクノロジー
- ローカル認証を使用した WAN インターフェースでの PPP および MLPPP の設定および確認
- ローカル認証を使用したクライアント側 PPPoE インターフェースの設定および確認
- GRE トンネル接続の設定、確認、トラブルシューティング
- WAN トポロジ オプションの説明
- WAN アクセス接続オプションの説明
- eBGP IPv4 を使用したシングルホーム ブランチ接続の設定および確認 (ネットワーク コマンドだけを使用したピアリングおよびルート アドバタイズメントに限定)
インフラストラクチャ サービス
- 基本的な HSRP の設定、確認、トラブルシューティング
- クラウド リソースがエンタープライズ ネットワーク アーキテクチャに与える影響の説明
- Qos の基本的な概念の説明
- トラフィック フィルタリング用の IPv4 および IPv6 アクセス リストの設定、確認、トラブルシューティング
- APIC-EM パストレース ACL 分析ツールを使用した ACL の確認
インフラストラクチャの運用
- デバイスモニタリング プロトコルの設定および確認
- ICMP エコーベースの IP SLA を使用したネットワーク接続問題のトラブルシューティング
- ローカル SPAN を使用したトラブルシューティングおよび問題解決
- TACACS+ および RADIUS を使用した AAA によるデバイス管理の説明
- エンタープライズ ネットワーク アーキテクチャにおけるネットワーク プログラマビリティの説明
- レイヤ3 エンドツーエンド接続における基本的な問題のトラブルシューティング
参照元:Ciscoホームページ
CCNA(ICND2)[200-125J]に合格するまでに使用した参考書&参考サイト
使用した参考書は株式会社ソキウス・ジャパンさんが出版している「徹底攻略Cisco CCNA Routing & Switching ICDN 2編[200-105J][200-125J]V3.0 対応」の
- 教科書
- 問題集
の2冊です。
参考サイトは
- Ping-t (無料)
参照元:Ping-t
- クラムメディア (6000円)
参照元:クラムメディア
の2つです。
CCNA(ICND2)[200-125J]の勉強方法
基本的には、CCENT(ICND1)と同じ勉強方法ですが、すでにCCENT(ICND1)の知識がついている方はすんなりと勉強することができるとおもいます。
いきなりCCNA Compositeを取得するのではなくCCENT(ICND1)からの取得をおすすめいたします。
理由としてICND1とICND2の2つを受験したからって金額も数百円しか変わらないですし、確実にCCENT(ICND1)を受けてからICND2を受験する方がもしも落ちてしまったことを考えると確実な方法だからです。
具体的な勉強方法は下記になります。
1週目
使用ツール:Ping-t & 教科書
ひたすら教科書を読みますが、ある程度の知識がすでについていたため、1週間より短い5日間くらいで教科書は読み終わりました。
その後、ひたすらPing-tを解きます。
2週目
使用ツール:Ping-t & 問題集 & クラムメディア
なるべく早くPing-tで80%以上安定して正解できるように、毎日空き時間さえあれば解き続けます。
10日目には80%を超えられるようになったので、今度はひたすら問題集のシミュレーション問題を約2日間解き続けます。
その後はクラムメディアを試験の日まで全ての問題で正解が答えられるくらいまで繰り返し解いたら、いよいよ試験という流れで筆者の場合は合格することができました。
雑談ちなみにこの時は通勤時間が往復で2時間くらいあったので、通勤時もping-tや問題集を解いたりしていました。
まとめ
CCENT(ICND1)より1週間少ない勉強時間でCCNAを取得できたのは試験自体に慣れたところが大きな要因ではないかと思います。
上記でもすでに書きましたが、CCNA Compositeをいきなり受けるよりはCCENT(ICND1)を先に合格した方が自分に自信がつきますし、確実な方法だと思います。
ぜひCCNA取得を目指したいのであれば先にCCENT(ICND1)を先に受験することをおすすめいたします。