
目次
あらすじ
ネットワークエンジニアを目指すなら必ず取っておきたい資格CCENT。
今回はそんなCCENTを3週間で取得できた勉強方法をご紹介します。
そのほかCCENTとはどのような試験なのかや資格取得までに使用した参考書、サイト、合格点なども合わせてご紹介していきます。
CCENT(ICND1)[100-105J]とは
CCENTは5段階ある認定レベルの中で、一番はじめにあるレベル(エントリーレベル)の試験です。
しかし、ネットワークに関して全く知識のない方はまず最初に受けるべき試験であり、IT系の登竜門といってもいいくらい、多くのIT未経験者が受験する資格でもあります。
合格点
832点 fa-arrow-circle-right雑談筆者は839点で合格しました。
受験料
19,000円(税抜) / 21,384円(税込)
受験日
テストセンターによりますが、基本的には毎日どこかしらで受験できるようになっています。
受験方法
- オンラインで事前に申し込む
- テストセンターで直接申し込む
- テストセンターに電話で申し込む
の3通りです。
受験料の支払い方法
主に
- クレジットカード
- バウチャー
- プロモーションコード
- 現金 (直接テストセンターで支払う場合のみ)
の4種類です。
CCENT(ICND1)[100-105J]の試験内容
CCENTの試験内容は
- ネットワークの基礎 20%
- LAN スイッチングの基礎 26%
- ルーティングの基礎 25%
- インフラストラクチャ サービス 15%
- インフラストラクチャの運用 14%
の5つの項目から出題されます。
詳細は下記になっています。
ネットワークの基礎
- OSIモデルとTCP/IPモデルの比較対照
- TCPプロトコルとUDPプロトコルの比較対照
- インフラストラクチャ コンポーネントがエンタープライズ ネットワークに与える影響の越名
- コラプスト コアと3階層アーキテクチャの比較対照
- ネットワーク トポロジの比較対照
- 実装要件に基づいた適切なケーブル タイプの選択
- トラブルシューティング手法を適用し問題を解決する
- IPv4 アドレッシングおよびサブネット化の設定、確認、トラブルシューティング
- IPv4 アドレス タイプの比較対照
- プライベート IPv4 アドレッシングの必要性の説明
- LAN/WAN 環境のアドレッシング要件を満たす適切な IPv6 アドレッシング方式の特定
- IPv6 アドレッシングの設定、確認、トラブルシューティング
- IPv6 ステートレス アドレス自動設定の設定および確認
- IPv6 アドレス タイプの比較対照
LAN スイッチングの基礎
- スイッチングの概念の説明および確認
- イーサネット フレーム形式の解析
- インターフェースおよびケーブルの問題のトラブルシューティング (コリジョン、エラー、デュプレックス、速度)
- 複数のスイッチにまたがるVLAN (標準範囲) の設定、確認、トラブルシューティング
- スイッチ間接続の設定、確認、トラブルシューティング
- レイヤ2 プロトコルの設定および確認
- ポート セキュリティの設定、確認、トラブルシューティング
ルーティングの基礎
- ルーティングの概念の説明
- ルーティング テーブルのコンポーネントの理解
- ルーティングの情報元に応じたレーティング テーブル追加方法の説明
- VLAN 間ルーティングの設定、確認、トラブルシューティング
- スタティック ルーティングとダイナミック ルーティングの比較対照
- IPv4 および IPv6 スタティック ルーティングの設定、確認、トラブルシューティング
- IPv4 用 RIPv2 の設定、確認、トラブルシューティング (認証、フィルタリング、手動集約、再配布を除く)
インフラストラクチャ サービス
- DNS ルックアップ動作の説明
- DNS に関するクライアントの設定および確認 (スタティック設定を除く)
- ルータのDHCP の設定および確認 (スタティック設定を除く)
- クライアントまたはルータに起因するDHCP 接続問題のトラブルシューティング
- クライアント/サーバ モードでのNTP の動作の設定および確認
- ルーテッド インターフェースに対する番号付き標準 IPv4 アクセス リストおよび名前付き IPv4 アクセス リストの設定、確認、トラブルシューティング
- 内部送信元NAT の設定、確認、トラブルシューティング
インフラストラクチャの運用
- Syslog を使用したデバイスモニタリングの設定および確認
- デバイス管理の設定および確認
- デバイス初期設定の設定および確認
- 基本的なデバイス ハードニングの設定、確認、トラブルシューティング
- デバイスのメンテナンスの実施
- Cisco IOS ツールを使用したトラブルシューティングおよび問題解決
参照元:Ciscoホームページ
CCENT(ICND1)[100-105J]に合格するまでに使用した参考書
株式会社ソキウス・ジャパンさんが出版している「徹底攻略Cisco CCENT/CCNA Routing & Switching ICDN 1編[100-105J][200-125J]V3.0 対応」の
- 教科書
- 問題集
の2冊は、CCENTもしくはCCNAの受験者の間で最も使用されている参考書ではないでしょうか。
筆者も実際に参考書はこの2冊しか使用しませんでした。
CCENT(ICND1)[100-105J]に合格するまでに使用した参考サイト
参考サイトとして主に利用していたのが
- Ping-t (無料)
- クラムメディア (6000円)
の2サイトです。
最初に無料会員登録が必要です。
さらに有料会員になれば、上位資格の問題も解くことができるようになります。
参照元:Ping-t
CCENT用の問題集は6000円となっています。
参照元:クラムメディア
CCENT(ICND1)[100-105J]の勉強方法
筆者が実際に合格するまでの3週間で行なった勉強方法をご紹介したいと思います。
1週目
使用ツール:教科書
ひたすら教科書を読み込みます。
わからないところはネットで調べるなどして、理解できるようにしておきます。
2週目
使用ツール:Ping-t & 教科書
Ping-tを解き始めます。
Ping-tで間違えた問題はPing-t内に解説が乗っていますが、それでもわからない場合は教科書を見直します。
2週目はこれの繰り返しで、Ping-tで60〜70%まで正解率を伸ばし、安定して60%〜70%は正解できるようにします。
ここまでくれば、シミュレーション問題に手をつけましょう。
3週目
使用ツール:Ping-t & 問題集 & クラムメディア
Ping-tで80%〜90%は安定して取れるようになったら、今度は問題集をやります。
問題集では、特にシミュレーション問題を重点的に解いていき、シミュレーション問題に慣れる必要があります。
問題集にあるシミュレーション問題は試験でもそのまま出るくらいの内容で作られているので、この問題集のシミュレーション問題は全部丸暗記するくらいがいいです。
その後はクラムメディアを解き試験に備えます。
このような流れで、筆者は実際にCCENTに合格することができました。
まとめ
問題集や教科書を購入したいが、新品だと少し高価だと感じる方は、メルカリや古本屋でもっと安く購入することができます。
クラムメディアは購入することをおすすめしますが、こちらも高価だと思われる方は正直Ping-tだけでも十分合格することは可能です。
Ping-tで80%〜90%安定して正解できるようになれば、もう受験して大丈夫なレベルだと思います。
ぜひ、このCCENTを取得し、ネットワーク知識をつけてみてはいかがでしょうか。