
あらすじ
casual(カジュアル)な英語とbusiness(ビジネス)・formal(フォーマル)英語は実際どのような違いがあるのか、と思われる方は多いのではないでしょうか。
結論から言いますと、英語は日本の敬語ほど細かい表現や決まりはありません。
しかし、英語にも敬語のような表現が少なからずあります。
ビジネス英語とは、普段話すような崩れた英語ではなくformalな(型式ばった)英語を使い、そこに少し敬語のような丁寧さを加えようといったものです。
また、場面(メールや対談など)によっても使い方が変わってきますので、それぞれ細かくみていきましょう。
ビジネス英語とは
基本的に英語には敬語というものがありません。
例えば、日本語で「お宅の会社」などの言葉は、ビジネスで使用すると「御社、貴社」に変わります。
このようなものが多少なりとも英語にもあるということです。
具体的に使用する場面例を
- 挨拶編
- メール編
- 電話編
の3つに分類して紹介していきたいと思います。
ビジネス英語ー挨拶編ー
日本語での挨拶には
- 「おはようございます」
- 「こんにちは」
- 「こんばんは」
などがあります。
英語でいうところの
- 「Good Morning」
- 「Hello」
- 「Good Evening」
です。
さらにいえば、英語での「こんにちは」は、「Hello」の他に、「Hi」や「What’s up」など言い方が色々あるのですが、こちらはまた別の機会に紹介するとしといて、以下に挨拶に関するカジュアルな言い方とフォーマルな言い方の具体例を挙げてみました。
Casual(カジュアル) | Formal(フォーマル) | |
---|---|---|
(英) | Hi/ what’s up | Hi, it’s pleasure to meet you. |
(日) | こんにちは/よっ | お会いできて光栄です。 |
(英) | Good Bye/ See Yah | Nice meeting you. |
(日) | さようなら/じゃあね | お会いできて光栄でした。 |
(英) | Long Time No See | How have you been these days? |
(日) | 久しぶり | ご無沙汰しております。 |
こうやって日本語にしてみると少し大げさに聞こえるような表現ですが、英語ではこのように使われることが多いです。
ビジネス英語ーメール編ー
次にメール編ですが、英文メールはビジネスにおいてよく使われます。
また、英単語によっては単語自体が変わってしまう場合もあります。
以下が主な例です。
日本語 | Casual(カジュアル) | Formal(フォーマル) |
---|---|---|
しかし | but | however |
謝る、謝罪する | sorry | apologize |
供給する、与える | give | provide |
確認する | check | confirm |
始まる、開始する | start | commence |
変更する、修正する | change | modify |
終える、完成する | finish | complete, conclude |
了解です | okay | noted |
〜について | about | regarding to |
雑談特に、「しかし」や「了解です」は自分もよくメールで使用していました。
上記の単語を使った例文を作ってみたいと思います。
Thank you always for your support.
This is 〇〇 from △△ department, □□ corporation.
I would like to ➁provide the data of our new project which ➀commenced last month, ➂however the data is not ➃completed yet, so I would like to ➁provide you the draft. If you find any mistake, please ➊kindly ➄modify it.
➋Thank you in advance.
Sincerely yours,
〇〇
以下日本語訳です。
いつもお世話になっております。
□□株式会社、△△部門、〇〇です。
先月➀始まりました弊社新企画のデータを➁お送りしたいと思います。➂しかしながら、データはまだ➃完成しておりませんので原案を➁お送りさせていただきます。何か不具合等ございましたら、➊お手数ですが➄修正していただけますでしょうか。
➋よろしくお願いいたします。
〇〇
といったように、内容は適当に書いてみましたが、上記で使用した単語以外にもビジネスメール特有の単語があります。
例えば、
- 「kindly(お手数ですが)」
- 「Thank you in advance(前もって感謝いたします)」
なんかはその代表です。
ビジネス英語ー電話編ー
電話対応に関しては、日本語の方が難しいのではないかと思うくらい日本語での表現はたくさんあります。
しかし、英語での電話対応はある程度決まっているセリフが多いので、一度覚えてしまえば使いこなすには苦労することはないでしょう。
- 受電した時/架電した時
This is □□ corporation, 〇〇 speaking. - 保留にする時
Just a moment sir/ma’am.
Hold the line, please. - 相手の名前を聞く時
May I have your name sir/ma’am? - 〇〇さんと話したい時
May I speak to 〇〇. - 〇〇さんが不在もしくは、電話に出れない時
I’m afraid he/she is not in the office.
I’m sorry, he/she is on another line. - 伝言を残すかどうかを聞く時
Would you like to leave him/her a message?
まとめ
結論から言いますと、英語は日本語ほど言葉遣いに気をつける必要はありません。
少しカジュアルな英語を使ってしまったからといって、何か問題にことはありませんのでご安心を。
しかし、だからと言ってビジネス英語と日常会話を使い分ける必要がないわけではないです。
チェック!使い分ける場面をしっかりと見極め、フォーマルな場所ではフォーマルな英語を、カジュアルな場所ではカジュアルな英語を使い分けれるようになることが重要です。