
目次
- 1 あらすじ
- 2 Albert Einstein (アルベルト・アインシュタイン) / 理論物理学者
- 3 Benjamin Franklin (ベンジャミン・フランクリン) / 物理学者、気象学者、米国の政治家、外交官、著述家
- 4 Galileo Galilei (ガリレオ・ガリレイ) / イタリアの物理学者、天文学者、哲学者
- 5 Charles Darwin (チャールズ・ダーウィン) / 英国の自然科学者
- 6 Jean-Jacques Rousseau (ジャン=ジャック・ルソー) / 現在スイスの都市のジュネーヴ共和国出身の哲学者
- 7 Friedrich Nietzsche (フリードリヒ・ニーチェ) / ドイツの哲学者、古典文献学者
- 8 まとめ
あらすじ
今回は
- Albert Einstein (アルベルト・アインシュタイン)
- Benjamin Franklin (ベンジャミン・フランクリン)
- Galileo Galilei (ガリレオ・ガリレイ)
- Charles Darwin (チャールズ・ダーウィン)
- Jean-Jacques Rousseau (ジャン=ジャック・ルソー)
- Friedrich Nietzsche (フリードリヒ・ニーチェ)
といった世界の名だたる学者たちの名言をご紹介したいと思います。
また、それぞれの名言の英文法に関しても解説していきたいと思います。
Albert Einstein (アルベルト・アインシュタイン) / 理論物理学者
In the middle of difficulty lies opportunity.
困難の中に、機会がある。
difficulty = 困難
lie = 横たわる
opportunity = 機会
概要
「in the middle of 〜」はよく使う表現で、「〜の真ん中で」や「〜の最中に」という訳し方ができます。
解釈
人は何事も楽して手に入れようとしますが、この言葉はそんな考えを吹き飛ばし、何かを手に入れるには困難に立ち向かわなければいけないということを教えてくれます。
Information is not knowledge.
情報は知識にあらず。
knowledge = 知識
概要
「not」があることから「information」=「knowledge」の反対の、「information」は「knowledge」ではないということがわかります。
解釈
知識とは積み上げていくもので、情報とは全く違うものであると、天才科学者だからこそ説得力のある言葉です。
Life is like riding a bicycle. To keep your balance you must keep moving.
人生とは自転車のようなものだ。倒れないようにするには、走り続けなければならない。
balance = バランス
概要
「To keep your balance」が仮定法のような意味になります。仮定法は「もし〜したいならば〜」という意味ですので、ここでは「もしバランスを保ちたいのであれば〜」と訳すことができます。
解釈
歩みを止めることなく、バランスのとれたいい人生にするには、ひたすら前に進むことが重要だということを教えてくれる言葉です。
Benjamin Franklin (ベンジャミン・フランクリン) / 物理学者、気象学者、米国の政治家、外交官、著述家
One today is worth two tomorrow.
今日という一日は、明日という日の二日分の値打ちがある。
概要
「one today (今日という一日)」=「worth two tomorrow (明日という日の2倍の価値)」という式が成り立つ文です。
解釈
何事も後回しにしてしまいがちですが、明日より今日やることに価値があるということをわからせてくれる言葉です。
雑談アメリカの100ドル札にはベンジャミン・フランクリンの肖像画が描かれています。
アメリカのお札に関する記事はこちらfa-arrow-circle-down
Galileo Galilei (ガリレオ・ガリレイ) / イタリアの物理学者、天文学者、哲学者
You cannot teach a man anything, you can only help him find it within himself.
人にものを教えることはできない。 みずから気づく手助けができるだけだ。
概要
「within himself」は直訳すると「彼自身の中に」という意味になりますが、より自然に訳すと「みずから」となります。
解釈
例えば、友人に何か相談事をされ、その友人に助言やアドバイスをしたとします。しかし、その助言をどう捉えるかはその友人次第で、あとはどう行動するかは本人次第です。そういった誰にでもあるような状況をうまく表現した言葉です。
Charles Darwin (チャールズ・ダーウィン) / 英国の自然科学者
A man who dares to waste one hour of time has not discovered the value of life.
一時間の浪費をなんとも思わない人は、人生の価値をまだ発見してはいない。
waste = 浪費する
value = 価値
概要
「dare」には「大胆にも〜する」や「〜する勇気がある」といった意味がありますが、ここでは「〜をなんとも思わない」や「〜をものともしない」という意味で使われています。
解釈
「time is money (時間はお金と同じくらい大事なものだ)」という言葉があるように、時間は価値の高いものだということを改めて教えてくれる言葉です。
Jean-Jacques Rousseau (ジャン=ジャック・ルソー) / 現在スイスの都市のジュネーヴ共和国出身の哲学者
Living is not breathing but doing.
生きるとは呼吸することではない。行動することだ。
概要
「Living」は動名詞で「生きること」という名詞の役割をし、この文の主語になっています。また、この文には「AではなくBである」という意味の「not A but B」構文が使われています。Aの部分はここの文でいうところ「breathing」になり、Bは「doing」になります。
解釈
人生の価値を見出すには、ひたすら行動することが重要だと。何かに悩んだり、つまづいたりした時に前向きに行動することを後押ししてくれる言葉です。
Friedrich Nietzsche (フリードリヒ・ニーチェ) / ドイツの哲学者、古典文献学者
There are no facts, only interpretations.
事実というものは存在しない。存在するのは解釈だけである。
interpretation = 解釈
概要
「there is 〜」、「there are 〜」構文の否定形ですので、「〜がない」と訳します。
解釈
何事も事実というものはなく、自分の解釈次第だと、前向きにさせてくれる言葉です。いいことも悪いことも全ては自分の解釈次第で変えられるんだ!ということを教えてくれます。
Everything that one thinks about a lot becomes problematic.
考え過ぎたことはすべて問題になる。
概要
「that one thinks about a lot」までの文が「everything」という単語を修飾しています。ですので、「Everything becomes problematic」という文でも通じますが、「everything」を修飾する文を入れることでより詳細な情報を提供しています。
解釈
考えすぎは良くないもので、とにかく行動することが一番!と思わせてくれるような言葉です。
まとめ
どの名言も複雑な文法は使っておらず、シンプルな英文でも十分伝わるような内容になっています。
単語にしても特別難しい単語は使われていません。
それでも、やはり学校の教科書でも出てくるくらいの学者たちの言葉はやはり説得力があり、心に響きます。
ぜひこの有名な学者たちの名言を使って、英文法の勉強にも役立ててみてはいかがでしょうか。