
目次
あらすじ
今回は
- Pele (ペレ)
- Carl Lewis(カール・ルイス)
- Michael Jordan (マイケル・ジョーダン)
- Muhammad Ali (モハメド・アリ)
- Babe Ruth (ベーブ・ルース)
- Wayne Gretzky (ウェイン・グレツキー)
といった各スポーツのトップアスリートが残した名言を元に、どのような英文法が使われているのかやどういった意味で解釈されているのかなどをご紹介していきたいと思います。
Pele (ペレ) / ブラジルのサッカー選手
Everything is practice.
すべては練習です。
practice = 練習
概要
「everything(代名詞)」 = 「practice(名詞)」という式が成り立つ文です。
解釈
例えば大事な発表会やスポーツの試合で何か失敗をしてしまっても、長い人生を考えたらその失敗でさえも練習の一つであると、前向きにさせてくれる言葉です。
The more difficult the victory, the greater the happiness in winning.
勝利までの道が険しくなればなるほど、勝ったときの喜びは大きいです。
happiness = 喜び
概要
「the 比較級 ~, the 比較級 ~」の構文は、「〜すればするほど〜」という意味になります。
解釈
何事も簡単に手に入れてしまっては本当の価値を見出せませんが、人一倍努力したり、高い壁を超えることが出来た時に初めて本当の価値が見いだせることを表現した言葉です。
Carl Lewis(カール・ルイス)/アメリカの陸上選手

YAHOO!JAPAN ニュース
It’s all about the journey, not the outcome.
すべては過程で、結果ではありません。
journey = 旅
outcome = 結果
概要
「journey」は旅という意味の言葉ですが、ここでの「journey」は「過程」という意味を表します。
解釈
結果がすべてではなく、そこに到達するまでの過程が一番大事だということを教えてくれる言葉です。
Michael Jordan (マイケル・ジョーダン) / アメリカのバスケットボール選手
Everybody has talent, but ability takes hard work.
人は誰もが才能を持っていますが、能力を得るには努力が必要です。
ability = 能力
hard work = 重労働、努力
概要
ここでのtakeは「必要になる」や「不可欠である」の意味になります。
解釈
有名なスポーツ選手は才能があるから上手いんだとかよく聞きますが、実はそれは違っていて、人一倍努力しているから上手いというのが本当のところです。誰もが才能を持っているので、努力次第でどうにでもなることを教えてくれる言葉です。
Once I made a decision, I never thought about it again.
一度決心したら、後ろを向くことはありません。
概要
ここでの「Once」は接続詞として使われています。
解釈
日本語で例えるなら、「男に二言はない」と同じような意味ですが、この場合は男女問わず誰でも使える言葉です。
Step by step. I can’t see any other way of accomplishing anything.
一歩一歩を確実に。それ以外の方法で成功はあり得ません。
概要
「Step by step」とは「一歩ずつ」という意味になります。直訳すると、「私は何かを達成する方法を他に見つけることができません。」となり、これを自然な日本語に直すと上記のようになります。
解釈
誰もが早く成功したいと思ってしまいますが、あのマイケル・ジョーダンですら、すぐに成功することはできないことで、一歩ずつ進んで行く方法しかないと。何かに諦めそうになったり、辞めたくなったりした時に成功するための一歩だと考えさせてくれる言葉です。
Muhammad Ali (モハメド・アリ) / アメリカの元プロボクサー
He who is no courageous enough to take risks will accomplish nothing in life.
リスクを冒す勇気が十分にない人は何も成し遂げることが出来ないでしょう。
enough = 十分な
risk = リスク
accomplish = 成し遂げる
概要
「Who is no courageous enough to take risks.」は「He」という代名詞を修飾する文です。ですので、「He will accomplish nothing in life.」といったようにこの文を取り除いても文は意味をなすことができますが、「He」を修飾する文を挿入することでより詳しくなります。
解釈
やはり何かを成し遂げるにはリスクは必要で、そのリスクを冒すことが出来なければ、成功することは出来ないと、何かに迷っている時に背中を押してくれる言葉です。
Babe Ruth (ベーブ・ルース) / アメリカのメジャー・リーガー
It may not be easy. But that won’t be the reason that I say” It isn’t possible.”
簡単ではないかもしれません。でもそれは”私にとってはできない”という理由には決してなりません。
possible = 可能な
概要
「But that won’t be the reason that I say” It isn’t possible.”」の最初の「that」は前の文「It may not be easy.」を表すのに対して、2番目の「that」は「the reason」を修飾する接続詞として使われています。
解釈
難しいからといって決して諦めてはいけないということを教えてくれる言葉です。
Wayne Gretzky (ウェイン・グレツキー) / カナダのプロアイスホッケー選手

Wikipedia
You miss 100% of the shots you don’t take.
打たないシュートは、100%外れます。
概要
最後の「you don’t take」の文は「the shots」を修飾する文です。
解釈
こちらも有名な言葉です。シュートを打つことで、ゴールするかしないかが決まります。しかし、シュートすらしなければゴールすることは100%ありえません。何事も挑戦すらしなければ成功することはないと、挑戦することに対して背中を押してくれる言葉です。
まとめ
いかがだったでしょうか。
やはり各球技でそれぞれ
- Pele (ペレ)はサッカーの神様
- Michael Jordan (マイケル・ジョーダン)はバスケの神様
- Babe Ruth (ベーブ・ルース)は野球の神様
- Wayne Gretzky (ウェイン・グレツキー)はアイスホッケーの神様
と呼ばれている人たちの言葉には重みがあるし説得力がありますね。
英語の勉強にもなるし、前向きにもなれるので、偉人たちの名言で英語を勉強するのは一石二鳥かもしれません!