
目次
あらすじ
ウェブサイトが検索結果に反映されるまで、クロール、インデックス、ランキングといった順序を辿っていますが、今回は検索結果に反映させるのを早めることができる「サイトマップ」についてご紹介していきたいと思います。
サイトマップとはクロールの段階でその力を発揮します。
特にXMLサイトマップと呼ばれるものがSEOにおいて非常に重要な役割を果たしますので、SEO対策をしている方はここでしっかりと抑えておきましょう。
クロールから検索ランキングに反映されるまで
検索エンジンがウェブサイトをクロールし、そのウェブサイトが検索結果に反映されるまでには
- クロール
- インデックス
- ランキング
といった順序をたどっています。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
クロール
クロールとは巡回といった意味で、検索エンジン(クローラー)がウェブサイトを巡回する際に使う言葉です。
基本的に検索エンジンは、ウェブサイトにあるリンクをたどってページを巡回しています。
リンクについての記事はこちらをご覧くださいfa-arrow-circle-down
インデックス
インデックスとは検索エンジンがウェブサイトをクロールし、そのクロールして得た情報をデータベースに保管することを指します。
ランキング
ランキングに反映されるまでは、クロール、インデックスといったステップを踏む必要があります。
ランキングとは、インデックスされた数あるウェブサイトの中からGoogleのアルゴリズムがユーザーにとって有益なコンテンツを探し出し、検索順位を付けるといった仕組みになっています。
サイトマップとは
クローラーがウェブサイトを巡回(クロール)するにはリンクを辿る必要があるといったことは説明しましたが、実はそれ以外にもクローラーを巡回させる方法があります。
それはサイトマップを作成することです。
このサイトマップとは、その名の通りサイトの地図のようなものです。
サイトマップを作成することによって、検索エンジンの巡回がより正確で早いものとなります。
サイトマップの種類には
- HTMLサイトマップ
- XMLサイトマップ
の2種類があります。
HTMLサイトマップ
HTMLサイトマップとはユーザビリティ(読者にとっての使いやすさ)を考慮したサイトマップのことを指します。
XMLサイトマップとは違い、ユーザーや読者が直接見て理解できるものです。
しかし、こちらはなくてもSEOには影響ないと言われています。
XMLサイトマップ
XMLサイトマップはHTMLサイトマップとは異なり、クローラビリティ(検索エンジンの巡回しやすさ)を第一に考慮したサイトマップとなっています。
ユーザーや読者はXMLに関しての知識がなければ、直接見ても理解できないものとなっています。
このXMLサイトマップを作成するメリットとして、リンクの貼られてないページや見つけづらいページに関しても抜け漏れなくクロールしてくれることが挙げられます。
さらには、XMLサイトマップを送信することで、巡回する頻度を上げることもできるので、こちらはSEO的にも必須と言えるでしょう。
サイトマップ作成方法
それでは実際にサイトマップを作成する方法にはどのようなものがあるのでしょうか。
大まかに分けると2つあります。
- 手動で作成
- サイトマップ自動作成ツールを使って作成
の2種類です。
手動で作成
手動で作成する場合は、基本的にテキストファイルに下記のようなタグを記載する必要があります。
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<urlset xmlns="http://www.sitemaps.org/schemas/sitemap/0.9">
<url>
<loc>http://www.example.com/</loc>
<lastmod>2005-01-01</lastmod>
<changefreq>monthly</changefreq>
<priority>0.8</priority>
</url>
</urlset>
引用元:sitemap.org
新たにページを作成した際には、新たに<url>タグを追加し新情報を記載する必要があります。
サイトマップ自動作成ツールを使って作成
手動でサイトマップを作成するより圧倒的に早く済む方法がサイトマップ自動作成ツールを利用することです。
その中でも有名でおすすめなのが下記の2つです。
どちらもURLを入力するだけで作成してくれます。
WordPressの場合
fa-wordpressWordPressをご利用の方は、断然プラグインを利用した方が全て早く済みます。
特におすすめのプラグインとして下記の2つが挙げられます。
- Google XML Sitemaps:
このプラグインはXMLサイトマップを自動で作成してくれます。 - All in one SEO:
こちらのプラグインはXMLサイトマップを作成して送信してくれるだけでなく、その他のSEO対策も簡単に行えるプラグインです。
サイトマップをGoogleに送信する方法
サイトマップをGoogleに送信する方法は大きく分けて下記の2種類です。
- robots.txtに行を追加して送信
- Google search consoleを通して送信
それぞれについて詳しく見ていきましょう。
robots.txtに行を追加して送信
robots.txtとは検索エンジンに対して、指示を送ることができるテキストファイルのことです。
このテキストファイルに、読み込ませたいサイトのサイトマップのパスを記述することで、クローラーがサイトの存在を認識してくれるようになります。
Google Search Consoleを通して送信
まずはGoogle Search Consoleに登録する必要があります。
登録すると、トップページにサイトマップという項目があるので、そこにサイトマップのパスを入力するだけで、クローラーが巡回してくれるようになります。
詳しくはこちらをご覧ください:Google Console ヘルプ
まとめ
いかがだったでしょうか。
このようにサイトマップを作成し、検索エンジンに送信することは、SEO対策では重要になってきます。
サイトマップを作成することで検索エンジンがいち早く漏れがないようにホームページを巡回(クロール)してくれるようになります。
まだサイトマップを作成していない方は、ぜひとも作成することをおすすめいたします。