
目次
- 1 あらすじ
- 2 Charlie Chaplin (チャーリー・チャップリン) / イギリスのコメディアン
- 3 Andy Warhol (アンディ・ウォーホル) / アメリカの画家
- 4 Steven Spielberg (スティーブン・スピルバーグ) / アメリカの映画監督、映画プロデューサー
- 5 J. K. Rowling (J・K・ローリング) / イギリスの作家、「ハリー・ポッター」の著者
- 6 Bruce Lee (ブルース・リー) / 香港の中国武術家、俳優、脚本家
- 7 Pablo Picasso (パブロ・ピカソ) / スペイン出身の画家、彫刻家
- 8 Audrey Hepburn (オードリー・ヘップバーン) / イギリスの女優
- 9 まとめ
あらすじ
今回は
- Charlie Chaplin (チャーリー・チャップリン)
- Andy Warhol (アンディ・ウォーホル)
- Steven Spielberg (スティーブン・スピルバーグ)
- J. K. Rowling (J・K・ローリング)
- Bruce Lee (ブルース・リー)
- Pablo Picasso (パブロ・ピカソ)
- Audrey Hepburn (オードリー・ヘップバーン)
といった、映画界や芸術界、俳優界といった世界でトップクラスの人たちの名言を紹介しつつ、それぞれの英文法についても解説をしていきたいと思います。
Charlie Chaplin (チャーリー・チャップリン) / イギリスのコメディアン
You’ll never find a rainbow if you’re looking down.
下を向いていたら、虹を見つけることは出来ないよ。
never = 決して〜ない
概要
「if」節が使われているので、「もし〜ならば〜」という意味になることが分かります。
解釈
人生も一緒で、下を向いて生きていても次の喜びを見つけることが出来ないので、常に上を向いて前向きに生きることが重要だと教えてくれています。
Imagination means nothing without doing.
行動を伴わない想像力は、何の意味も持たない。
without = ~なしで
概要
「without」で「〜なしで」という意味ですが、「without doing」で「することなしで」となります。これをより自然な日本語にすると、「行動をしない」になります。
解釈
コメディアンとして大成功したCharlie Chaplin (チャーリー・チャップリン)だからこそ言える言葉で、何事も行動しないと始まらないことを教えてくれています。
Remember, you can always stoop and pick up nothing.
忘れないで、いつも身をかがめていたら、何も拾いあげられないんだよ。
概要
「remember」は「思い出す」や「覚えておく」という意味ですが、冒頭に来ることで、「覚えておいて」や「忘れないで」といった命令文になります。
解釈
落ち込んでふさぎ込んでいても何も生まれないから、立ち上がって前進することの大切さを教えてくれます。
Andy Warhol (アンディ・ウォーホル) / アメリカの画家
Think rich, look poor.
考えは豊かに、見た目は貧しく。
poor = 貧しい、貧乏
概要
カンマで区切られ、どちらも冒頭が動詞で始まっていることから両方とも命令文だということが分かります。
解釈
ここでの貧乏という表現は、決して見た目をそのままみずぼらしくするという意味ではなく、地に足をつけてということを表しているのではないでしょうか。
Steven Spielberg (スティーブン・スピルバーグ) / アメリカの映画監督、映画プロデューサー
Failure is inevitable. Success is elusive.
失敗とは避けられないものであり、成功とは手に入れにくいものだ。
success = 成功、成功する
elusive = 手に入れづらい
概要
少し難易度が高く感じますが、文章としては簡単な構造です。主語はあえて「failure(失敗)」と「success(成功)」の対義語にしており、さらに「inevitable(避けられない)」と「elusive(うまく逃げる)」も対義語として使うことで、リズムの良い文にしています。
解釈
失敗があるからこそ成功した時の喜びはでかいということを改めて感じさせてくれる言葉です。
J. K. Rowling (J・K・ローリング) / イギリスの作家、「ハリー・ポッター」の著者

Wikipedia
Death is just life’s next big adventure.
死というのは、ただ人生の次に起こる大冒険にすぎないのよ。
adventure = 旅
概要
「life」に「’s」をつけることで、「人生の」といった所有の意味になります。
解釈
たとえ自分にとって誰か大切な人を失っても決して悲しいことではないと勇気付けてくれ、前向きにさせてくれるような言葉です。
Bruce Lee (ブルース・リー) / 香港の中国武術家、俳優、脚本家
Don’t think, feel.
考えるな、感じろ。
概要
「don’t feel」は「〜してはいけない」という否定の命令文になり、「feel」で「感じろ」という肯定の命令文になります。
解釈
深いことは考えずにただまっすぐ進むことも大事だと、悩んでいたり、落ち込んでいる時に心に響く言葉です。
Pablo Picasso (パブロ・ピカソ) / スペイン出身の画家、彫刻家

Wikipedia
I am always doing that which I can not do, in order that I may learn how to do it.
私はいつも自分のできないことをしている。そうすればそのやり方を学べるからだ。
概要
「in order that」は決まりきった構文で「〜する目的で」という意味になります。
また、「how to do」で「やり方」や「方法」と訳すことが出来ます。
解釈
何事も失敗を繰り返すことで、正しいやり方や生き方を学ぶことができると、失敗やミスをした時に前向きにさせてくれます。
Audrey Hepburn (オードリー・ヘップバーン) / イギリスの女優
The most important thing is to enjoy your life – to be happy – it’s all that matters.
何より大事なのは、人生を楽しむこと。幸せを感じること、それだけです。
概要
「all that matters」は決まった表現で「(主語)だけが大事である」という意味になります。ここでいう主語は「it」ですが、この「it」は「to enjoy your life」と「to be happy」の代名詞の役割をしています。
解釈
人はすぐに不満を見つけたがりますが、小さな幸せでもありがたく感じることが、何よりも大事であると考えさせられる言葉です。
まとめ
個人的にはBruce Lee (ブルース・リー)の名言がシンプルで一番心に響きました。
シンプルではありますが英文法的には奥が深く、否定の命令文と肯定の命令文を二つ合わせて学ぶことが出来ます。
皆さんもぜひお気に入りの言葉を見つけて勉強してみてはいかがでしょうか。